Log

『ギルバート・グレイプ』/『デトロイト』

 

 f:id:apuilo:20180202213727j:image

 

『WHAT'S EATING GILBERT GRAPE』(1993)

 

 

「eat」には「食べる」以外の意味もあるのだと、この映画で知った。

 

前に1度見たけれど映画館で見れるのならと

早起きして見てきた。

 

 

弟に、家に、街に囚われたギルバート。

 

 

ディカプリオとジョニー・デップの演技が光る1本です。私はこの頃のジョニー・デップが1番好きなのかもしれない。

 

f:id:apuilo:20180202214737j:image

 

静かな街で特別大きな事件は起こらない。

ギルバートは家族のために自分の将来もあやふやにしてしまう。外からやってきた彼女が彼を変えてしまうまでは。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

『DETROIT』(2017)

 

f:id:apuilo:20180202215341j:image

 

 

 『ギルバート・グレイプ』の後にこちら。

最初はスルー予定だったけれど、ウィル・ポールターが悪そうな顔をしてたので。

 

想像を超える悪い顔をしていました。

 

 

1967年、アメリカのデトロイトで起きた暴動のさなか、実際にあった時間を元に作られた1本。

 

見ている途中、なんて理不尽な世界なんだろうと何度も考えた。

正直、もっと派手な展開かと思っていたけれど、淡々とその夜の出来事が描かれる。

 

だからこそ、これは映画じゃなく現実に起きていたことなんだと思うと、あの夜の緊張感がこちらにも痛いほど伝わってきた。

 

 

事件が終わっても、何も解決していない。

このことが1番厳しい現実を突きつけられる。

 

 

見終えたあと、どっぷり疲れた。自分が知っていると思ってたことは、本当に一部分なんだと気付く。

幸せな感情には一切ならないけれど、見て損はない。気持ちを整えて色んな人に見てほしい。