「メゾンドヒミコ」
犬童一心(2005)
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今年の夏に再オープンしたみなみ会館にて。
みなみ会館、フロアもちょっと高めの真っ赤なシートも何から何まで良い。
家の近くにあればいいのにな。
それにしても、何年かぶりに見たオダギリジョーの「春彦」が美しすぎて泣ける。
丈は長めでハイウエストぎみなパンツにシャツをインして、足元はビーチサンダル。けしからんね。
1番お気に入りのスタイルは、シャツもパンツも全身ブルーで統一したポスターの場面だな。
この映画で1番好きなシーンってやっぱり、クラブで踊るシーンで、何回見ても最高である。
ついついオダギリジョーのことばかり考えてしまうが、田中泯が「ヒミコ」でないと成立しない映画だったとも思う。
さくらんぼと同じ赤いネイルもヘアターバンもガウンも真っ白な天蓋も、全部馴染んで見える。
同じ時間を過ごして、思いを伝えて、すれ違いながら、それでもまた一つになれるっていうの、良かったなぁ。
「憧れだったの、トイレでお化粧直しするの」
男に生まれた、女に生まれたとか関係なく、好きな格好をして好きに生きられれば良いのに、まだまだ不便なことばかりでもっと色んなことへの理解が深まりますようにと願うばかり。
