Log

韓国映画と俺

アカデミー賞ポン・ジュノが歴史を塗り替えたのが本当に嬉しくて、韓国映画との出会いを思い返し、改めて映画をきっかけに私は素晴らしい体験をしてきたのだなとつくづく感じた。

 

 

小さい頃から親が韓国ドラマや韓国映画をよく見ていたのでつられてよく一緒に見ていた気がする。おそらく初めて見た作品は『猟奇的な彼女』だと思う。

うちの両親は特にイ・ビョンホンが好きだった。

 

 

大学時代に映画の授業を受けたのをきっかけに、名作と言われる作品を洋邦ジャンルとわず、片っ端から見始めた。

 

ジャンルとして「韓国映画」にハマるきっかけになった作品はなんだっただろうかと思い返してみれば、アントワン・フークア監督の『マグニフィセント・セブン』だった。

 

イ・ビョンホンイーサン・ホークの組み合わせが最高で、それからなんとなく懐かしくなって彼の出演作を追いかけるようになった。

 

 

イ・ビョンホンの出演作を探して私がまず最初に借りたのは『悪魔を見た』である。

今思えばなぜ1番初めにそれを借りたのか謎だが、それでノワールにずぶずぶにハマるのだから結局良かったのかもしれない。

 

『悪魔を見た』は恋人を殺されたイ・ビョンホンが復讐に明け暮れる物語で、あまりにもバイオレンス描写がきつく、冒頭20分はホラー映画かと思った。

 

2枚目俳優のイ・ビョンホンが冷酷な復讐者になっていく様と、今まで見たことのない衝撃のシーンの連続、そして最後の涙の場面をきっかけに、私は韓国映画沼に頭まで浸かることになるのだった。